新型インフルエンザ・メモ2010
安藤@荒川医院:過去記載はこちら、H5N1はこちら

新型インフルエンザ治療上のポイント厚生労働省HPより)
  • 罹患者の注意深い経過観察 ・・・ (参考:肺炎⇒呼吸障害SpO2チェック)、脳症⇒見当識障害
    • もともと健康な方でも、次のような症状を認める時は、直ぐに医師に相談して下さい。
      小児 大人
      ・呼吸が速い、息苦しそうにしている
      ・顔色が悪い(土気色、青白いなど)
      ・嘔吐や下痢がつづいている
      ・落着きがない、遊ばない、反応が鈍い
      ・症状が長引いていて悪化してきた
      ・呼吸困難または息切れがある
      ・胸の痛みがつづいている
      ・嘔吐や下痢がつづいている
      ・3日以上、発熱が続いている
      ・症状が長引いていて悪化してきた
           
    • 注意すべき10項目はこちら(12/16;小児科学会)
        
    • インフル脳症の注意点:・・・手渡し資料(12/5:加来Dr作成)
      日本小児科学会提言(8/17) こんな行動に注意 厚労省新指針(9/4)
      • 以下の症状がみられたら医療機関(小児科であることが望ましい)を受診すること:インフルエンザ様症状(発熱、気道症状)に加え
        1. 「呼びかけに答えない」など意識レベルの低下がみられる、
        2. 痙攣重積および痙攣後の意識障害が持続する、
        3. 意味不明の言動がみられる、
      • 強い解熱剤(例:ボルタレン、ポンタールおよびこれらと同様の成分の入っているもの)はインフルエンザ脳症の予後を悪化させるので、必ず解熱剤はかかりつけの医師に相談して用いること
      • 高いところから飛び降りようとする、
      • 夜間に包丁を持って家族を襲おうとする、
      • 居るはずがない家族、友人、知人がいると言う、
      • 大声で叫んだり、奇声をあげたりする、
      • 知っている単語を意味なく繰り返す、
      • 突然、歌をうたう、
      • 舌を何度も出すなど、無意味な動きをする、
      • 理由もなく笑う、泣く、叫ぶ、怒る、暴れる、
      • 視点が定まらず、喜怒哀楽の表情がない、
      • 何でも口に入れてしまう、
                 
  • 罹患者自身のキチンとした自己隔離
    • 同居している家族への感染を確実に予防することは困難です。ただし、なるべく感染しないように、以下のことを心掛けて下さい。
      • 患者であるあなたは・・・
        1. 咳エチケットを守りましょう
        2. 手をこまめに洗いましょう
        3. 処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
        4. 水分補給と十分な睡眠を心がけましょう
      • 患者の同居者は・・・
        1. 患者の看護をした後など、手をこまめに洗いましょう
        2. 可能なら患者と別の部屋で過ごしましょう
        3. マスクの感染予防効果は限定的ですが、患者と接する時には、なるべくマスクを着用しましょう
        4. 患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗濯・洗浄及び乾燥で消毒できます。
        5. とくに、持病があったり、妊娠している方などが同居している場合には、なるべく別の部屋で過ごすようするなど、より確実な感染予防を心掛けて下さい。また、念の為、かかりつけの医師に相談しておきましょう。
    • 外出について:
      1. 熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残っていて他の人に感染させる可能性があります。少なくとも熱がさがってから2日目までは外出しないように心がけましょう。
      2. 但し、現在流行している新型インフルエンザについては、発熱などの症状がなくなってからも、しばらく感染力がつづく可能性があります。ですから、周囲の方を守る為、さらに発熱や咳(せき)、のどの痛みなど症状が始まった日の翌日から7日目まで、できるだけ外出しないようにして下さい。

家庭内などでの清掃・消毒について (出典はこちら
  1. 患者さんが使用している部屋や物品への対処;
    場所・物品 対処方法
    部屋の床 濡れたモップや雑巾による拭き掃除を行う
    ドアノブ、便座、スイッチ、手すり、
    テーブル、椅子など
    消毒薬(下記)でふき取る
    食器・衣類・シーツ・浴槽など 通常の食器の洗浄、洗濯、浴室の清掃を行う
       
  2. 消毒の種類と方法:
     部屋や衣類などに患者さんの血液・排泄物・体液(汗を除く)が付着している場合は、以下のいずれかの方法で消毒する。薬剤をスプレーするのは、ウイルスを舞い上げたり消毒不十分となること、自分自身が吸い込む可能性があるので薦めない。清掃・消毒の際には、手袋・マスクとメガネなどを着用。。
    消毒用
    エタノール
    薬局などで購入できる「消毒用エタノール」を、ペーパータオルなどにしみこませて必要な箇所を拭き取る
    次亜塩素酸
    ナトリウム
    ハイター、ブリーチなどの薄め液をペーパータオルなどにしみこませて必要な箇所を拭き取る(薬剤のうすめ方は下記を参照)
    熱水消毒 衣類や食器を80度・10分以上で消毒する
      
  3. 参考:ハイター等の薄め方:
    1. 市販の漂白剤:塩素濃度約5%の場合
      濃度
      (希釈倍率)
      用途 希釈方法
      0.02%
      (200ppm)
      衣類の消毒や物品の
      拭き取りに使用
      2リットルのペットボトル1本の水に10ml(ペットボトルのキャップ2杯)
      0.1%
      (1000ppm)
      嘔吐物・ふん便・体液
      (血液など)の処理に使用
      500mlのペットボトル1本の水に10ml(ペットボトルのキャップ2杯)
    2. (注)次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させる為、金属部分に使用した場合は10分程度たったら水拭きする。また、塩素ガスが発生することがあるので、使用時は十分に換気を。